お鼻の頭付近ある毛穴が広がってブツブツが目立つ状態になってしまったとお悩みのあなた。
それはいちご鼻と呼ばれる状態です。
このページでは、
- いちご鼻とは何か
- なぜいちご鼻になってしまうのか
- いちご鼻への対策
について解説していきます。
いちご鼻とは何か
記事冒頭でもお伝えした通り、いちご鼻とは鼻の頭や小鼻の周りの毛穴が広がってブツブツになってしまうことを言います。
いちご鼻はネーミングこそおいしそうですが、非常に厄介な代物です。
食べられませんしね。。
一度できてしまうと中々対処が難しいいちご鼻。
すぐには治せないので、外出するときや人前に出るときにはメイクで隠そうとする人が多いと思います。
しかし、皮脂や汗でメイクやファンデーションが取れていないか、そして毛穴が目立ってしまっていないか気が気ではないですよね。
「どうにかしたい、このいちご鼻!」
そういう声が聞こえてきます。
(私の声か…。)
どうにかする前にそもそもいちご鼻とは何なのか、一度振り返ってみましょう。
いちご鼻は古い角質と皮脂が混ざった「角栓」が鼻の毛穴に詰まった状態
いちご鼻となった毛穴をよく見ると、白かったり黒かったり様々ですが、何かが詰まっているのがわかります。
これが「角栓」です。
角栓とは古い角質と皮脂が混ざって固まったものをいいます。
いちご鼻とはこの角栓が鼻の毛穴の中に詰まってしまった状態をいうのです。
なのでいちご鼻を改善するには、角栓が毛穴にたまらない状態を保つことが重要になってきます。
角栓は自分自身のカラダが生み出すものなので、自分である程度はコントロールできます。
あきらめずに対応しましょう。
なぜいちご鼻になってしまうのか
なぜいちご鼻になってしまうのか。
それは角栓が詰まってしまうから、と前述しましたが、それではなぜ角栓が詰まってしまうのでしょうか。
角栓が詰まってしまう原因は下記の2つが挙げられます。
- 古い角質がキレイにはがれ落ちずに毛穴に残る
- 皮脂の過剰分泌
この二つが原因となって角栓が生成され、最終的にいちご鼻となってしまいます。
いちご鼻の原因①|古い角質がキレイにはがれない
毛穴も皮膚なので他の部分の皮膚と同様に新陳代謝を行っています。
新陳代謝によって日々新しい皮膚の細胞が作られ28日間で細胞が入れ替わると言われています。
これを「ターンオーバー」といいます。
簡単に言うとこのターンオーバーが乱れることによって古い角質が毛穴に溜まってしまうんです。
ターンオーバーは肌の構造のうち一番外側の「表皮」で行われています。
表皮の中でも特に一番奥である「基底層」と呼ばれる層で毎日毎日新しくお肌の細胞が作られています。
この新しい細胞が段々と外側に押し上げられ、一番外側の角質層に届くとまさに「角質」となります。
この時、元々あった古い角質は垢となり、通常であれば自然にはがれ落ちていきます。
しかし、さまざまな要因でこのターンオーバーが乱れることがあります。
この要因は日常生活における様々な出来事が当てはまるので、これという原因は当てはめられませんが、通常生きていく中で受けるストレスすべてが原因と思って頂いて良いでしょう。
特にターンオーバーが乱れる大きな要因の一つは生活習慣の乱れがありますので注意が必要です。
ターンオーバーが乱れると、基底層で作られる新しい細胞の質が劣化します。
劣化した細胞はそこでお役御免になるわけではなく、角質層まで押し上げられてしまいます。
質の低い角質細胞は、自分が最後に自然にはがれるべき時期が来ても中々はがれてくれず、いつまでも肌表面に残ってしまいます。
これが毛穴周辺の角質で起きたと想像してください。
古い角質が毛穴に入り込むのも当然だと思いませんか?
また、当然毛穴も皮膚の一部なので同じことが毛穴内部でも起きてしまえば、角質が毛穴の中に残ってしまいます。
こうして毛穴の中へ、角栓の原因の一つである古い角質がたまっていくのです。
いちご鼻の原因②|皮脂の過剰分泌
皮脂は適切な量であれば、天然のクリームとして働き、私たちの肌を乾燥から守ってくれる大切な存在となります。
しかし、ひとたび使いきれないほどの量が放出されると様々な悪影響を肌に与えることになってしまうのです。
皮脂がどこから分泌されるかご存知でしょうか?
皮脂が分泌される皮脂腺はなんと毛穴の中にあるんです。
つまりそもそも毛穴は皮脂がたまりやすい構造になっているということです。
適切な皮脂の分泌量を保っていないとすぐさま毛穴に皮脂がたまってしまうことになります。
それでは皮脂が必要以上に分泌されてしまう原因は何でしょうか?
それは肌が乾燥してしまっているときです。
肌から水分を蒸発させまいとして、皮脂腺が刺激され必要以上に皮脂が分泌されてしまうのです。
乾燥肌なのにオイリーな感じがする時ありませんか?
その時は皮脂が過剰分泌されている可能性が高いので、洗顔をして保湿ケアをすることをおすすめします。
その他、原因①で述べた古い角質が毛穴に残存していると、適切な量の皮脂だったとしても毛穴の中で混ざり合って角栓を形成してしまうことがあります。
いちご鼻への対策
それではいちご鼻にはどのように対応すればよいのでしょうか。
いちご鼻の予防となってしまった後の対策をご紹介します。
いちご鼻の予防
いちご鼻の予防は何と言っても洗顔と保湿です。
これはセットで行うことが大事です。
洗顔だけでも保湿だけでもダメです。
必ず両方行ってください。
洗顔をすることによって古くなった角質を取り除き、洗顔によって失われた水分と皮脂を補うために保湿が必要です。
いちご鼻にまだなっていないのであれば洗顔と保湿の徹底で予防ができます。
あ、もちろん普段の生活習慣も乱さないように気を付けてくださいね。
いちご鼻になってしまった後の対策
難しいのはいちご鼻になってしまった後の対応です。
いちご鼻は頑固な角栓が毛穴を広げてしまっているので、角栓を取り除くとともに広がった毛穴を閉じる必要があるためです。
角栓を取り除く方法①|クレンジング
角栓は角質と皮脂が混ざり合って固まったものなので、メイク落としなどのクレンジング剤によって溶かし落とすことができます。
ただし角栓の表面から少しずつ落としていくことになるので長期戦を覚悟する必要があります。
またあまりに強力なクレンジング剤を使うと必要以上に皮脂を奪ってしまうので、うるおいを保ちながらクレンジングできるアイテムが良いですね。
角栓を取り除く方法②|蒸しタオル
こちらは毛穴を直接広げて角栓を取り除きやすくする方法です。
毛穴を広げるので毛穴の奥まで洗浄しやすくなるので、予防する観点でもオススメの方法になります。
蒸しタオルを作るのが大変という場合は熱々のお湯につけて固く絞る方法もあります。
熱めのタオルを顔に乗せると血行が良くなることもありリラックス効果も期待できます。
リラックス効果でターンオーバーの乱れも改善できる可能性もあります。
実際やってみるととっても気持ちいいのでお試しください。
毛穴を閉じる方法
広がった毛穴はそのままにしておくと、再度角質と皮脂がたまっていき角栓が詰まってしまいます。
そこで毛穴を閉じる必要があるのですが、その方法は「毛穴を温めて冷ますを繰り返す」です。
具体的には、蒸しタオルなどで毛穴を温め、その後氷などで冷やしたスプーンを押し当てて冷ます」ことによって毛穴が縮んでいき目立たなくなっていきます。
ここは結構手間がかかるところなのですが、このひと手間を惜しむか実際にやるかで1年後あなたのお鼻の状態は歴然とした差が出てしまうので頑張ってください!
いちご鼻とは何か?なぜいちご鼻になってしまうのかを知って対策しよう まとめ
いちご鼻は角栓が詰まった状態で、ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌が原因で発生してしまいます。
そうなる前に洗顔と保湿で予防をしましょう。
いちご鼻になってしまった場合は、クレンジングや蒸しタオルを利用した方法で角栓を取り除き、毛穴の引き締めケアを行ってくださいね。
一緒に頑固ないちご鼻からの脱却をしていきましょう!